米国の巨大カジノリゾート企業、ソーシャル広告からの収益急上昇 ―― 地道なデータ戦略が後押し収益300%向上

ラスベガスを本拠地にするカジノリゾート運営会社の「MGMリゾーツ・インターナショナル」(以下、MGM)がここ3年間で、ソーシャル広告からの収益を300%伸ばしている。収益向上を後押しするのが地道なデータ戦略である。緻密な戦略内容を紹介する。

» 2014年04月16日 14時12分 公開
[岩崎史絵,ITmedia マーケティング]

 一獲千金という夢を与える世界有数のカジノシティ、米ラスベガス。行ったことはなくても、ネオンのきらびやかな巨大ホテルがいくつも立ち並ぶ風景写真を見たことがある人は大勢いるだろう。そんなラスベガスを本拠地にするカジノリゾート運営会社がMGM。ラスベガスの風景写真でよく見られる「MGM」というロゴは同社のもの。そのMGMがここ3年間で、ソーシャル広告からの収益を300%伸ばしている。それを後押ししているのは、「全顧客情報を統合した中央一元データベース」と、「卓越したターゲティング戦略」だ。2014年4月11日、ClickZ.comに掲載された記事“Segmented Social Marketing Grows MGM Revenues by 300 Percent”(「MGM、セグメント化したソーシャルマーケティングにより収益を300%向上」)では、そんな同社の事例を紹介している。

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