博報堂アイ・スタジオ、データ解析とクリエイティブを統合した「データドリブン・クリエイティブ」チームを新設データの収集/解釈/施策

博報堂アイ・スタジオは、データの収集/解釈/施策まで一気に行う「データドリブン・クリエイティブ」チームを新設した。データ解析とクリエイティブを統合し、企業と生活者とのより深いエンゲージメントの実現を目指す。

» 2014年03月26日 13時22分 公開
[岩崎史絵,ITmedia マーケティング]

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 博報堂アイ・スタジオは3月12日、生活者のWebアクセスログやPOSデータといった多様なデータの収集/解釈を実施し、その結果を基に、企業のWebサイトやソーシャルメディアのクリエイティブ、統合コミュニケーションのデザインなどを提案する新組織「データドリブン・クリエイティブ」チームを新設した。同社がこれまで培ってきた「クリエイティブ力」に加え、データ解析業務に携わってきた様々なスペシャリストによる「データドリブン」なコミュニケーションのシナリオを掛け合わせ、企業と生活者とのより深いエンゲージメントの実現を目指す。

 近年、企業はさまざまなデータを収集できるようになった。一方で、膨大なデータを処理しきれず、解釈に充てる時間が減少するという課題が発生している。「データドリブン・クリエイティブ」チームは、クリエイターとプロデューサーが一体となり、こうした課題を高品質かつスピーディーに解決していく。

 本チームの特徴は3つ。

  1. 企業がなかなか取得できない「生活者意識調査データ」や「ソーシャルメディア露出量データ」「PR報道露出量データ」「アクセスログ/インターネット視聴率」「ID-POSデータ」といったさまざまな、生活者の行動を把握するためのオープンデータを収集すること。
  2. 収集したデータを、クリエイターとプロデューサーが共同で解読/解釈し、的確なクリエイティブへ導くコミュニケーションシナリオを作ること。
  3. 最後に、作ったシナリオに沿ったスピーディーなクリエイティブ開発をしていくこと。

 これにより、データの収集/解釈/施策までを一気通貫にスピーディーに行うことができる。

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