今後のマーケティングのカギを握る「エクスペリエンス・マッピング」「期待」を誘発する時代に

ClickZ.comに掲載された記事「マーケティング第三時代:「ニーズ」「購買欲」を超えて「期待」の時代へ」で紹介されている注目の手法が「エクスペリエンス・マッピング」と呼ばれるものだ。

» 2013年11月13日 13時06分 公開
[岩崎史絵,ITmedia マーケティング]

 顧客チャネルが多様化し、さまざまなデバイスや技術が誕生する中、マーケティング手法は複雑になっている。だが「手法」という視点で見れば複雑になっているようでも、その底にある「マーケティングの目的」に沿ってみれば、産業革命の時代から考えても、それほど変化していないことに気付く。

 第1に、顧客ニーズに合わせて製品メリットを訴求する「ニーズ」の時代。第2は、大量生産/大量消費全盛期に出てきた「購買欲」を刺激する時代。第1の時代はニーズありきで、人々も「必要なものだけ買う」という態度だったのに対し、第2の時代は「必要でなくても買いたくなる」という方向に“誘導する”時代だった。では、今はどんな時代か。

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