“9.11”をマーケティングに使ったAT&Tの誤算不幸や悲劇には触れない

悲劇の日に、不謹慎なマーケティング活動を行ったのがAT&Tだ。Mashableに掲載された記事「ブランドの方々へ:ソーシャルメディア炎上を防ぐには」で、マーケティング活動における禁忌を探っていこう。

» 2013年09月13日 15時23分 公開
[岩崎史絵,ITmedia マーケティング]

 2001年9月11日。全世界に衝撃を与えたアメリカ同時多発テロ事件の日だ。米国では「Patriot Day」(愛国者の日)と呼ばれ、風化してはならない悲劇の記念日として制定されている。日本国内のニュースでも、黙祷を捧げるアメリカ市民の映像が流された。

 この悲劇の日に、不謹慎なマーケティング活動を行ったのがAT&Tだ。同社がFacebookとTwitterに投稿した写真が「ひどすぎる」として、文字通り炎上してしまい、これにあわてたAT&Tが「投稿記事で不快な思いをした方々にお詫びいたします。投稿した写真は、9月11日の悲劇に遭われた方々に、ただ追悼の意を表明したつもりでした」と謝罪する事態に陥っている。2013年9月12日にMashableに掲載された記事“Dear Brands: Here's How to Avoid Screwing Up on Social Media”(「ブランドの方々へ:ソーシャルメディア炎上を防ぐには」)で、この事例からマーケティング活動における禁忌を探っていこう。

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