ジェットブルー航空、セールスフォースの「Salesforce Marketing Cloud」を導入し、ROI140%を達成コスト削減、キャンペーン可視化

ソーシャルメディアマーケティングのコストを大幅に削減しつつキャンペーン全体の状況を可視化することで、140%のROIを達成したという。

» 2013年07月11日 14時44分 公開
[岩崎史絵,ITmedia マーケティング]

 米セールスフォース・ドットコムはニューヨーク現地時間2013年7月9日、同社の「Salesforce Marketing Cloud」をジェットブルー航空が導入したと発表した。ジェットブルー航空が導入したのはSalesforce Marketing Cloudの1つで、FacebookやTwitter、Google+やYouTubeなどソーシャルメディアと自社サイトを統合してキャンペーンを実行し、アプリなどのコンテンツを効率的に配信する「Salesforce Buddy Media」。これにより、ソーシャルメディアマーケティングのコストを大幅に削減しつつキャンペーン全体の状況を可視化することで、140%のROIを達成したという。ジェットブルー航空でカスタマープロモーションを担当しているアナリストのショーン・ウイリアムズ氏は「Salesforce Buddy Mediaにより、すべてのソーシャルプロモーションにおいて生産性を向上し、直接コストの削減を実現しました」と述べ、もたらされた効果として次の4点を挙げている。

1.キャンペーン管理の効率化:投資すべき戦略キャンペーンと、ルーティンなキャンペーンとを切り分けてコストを削減

2.生産性向上:異なるプロモーションについて、あらかじめ決められたスケジュールどおりにキャンペーンを実行するほか、各キャンペーン効果を追跡/分析

3.可視性の向上:キャンペーンを通じてリーチした顧客層のボリュームと影響度を迅速に分析し、人口の構成比と心理プロファイルを即提示

4.キャンペーン実行力の向上:ソーシャルメディアや特定のイベントでのリアルタイムな反応に基づいてキャンペーンを実行し、ブランドとしての一貫性を保持

 セールスフォース・ドットコムでSalesforce Marketing CloudのCMOを務めるマイケル・ラズロウ氏は「ジェットブルー航空のマーケティングチームは、世界屈指の優秀なマーケターで構成されています。ソーシャルマーケティングに対する彼らの深い見識とSalesforce Buddy Mediaを統合することで素晴らしい成果を達成しましたが、まだこれから可能性は広がりそうです」と述べている。

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