あるむ、ユーザーエクスペリエンスやカスタマーコミュニケーションを向上させるARサービス「マジカルドア」をリリースAR+コミュニケーション機能

年賀状用作成ソフトや電子機器などのユーザー向けマニュアル制作を手掛けるあるむは4月10日、AR(Augumented Reality)とコミュニケーション機能を融合させた新サービス「マジカルドア」の提供を開始した。

» 2013年04月11日 17時52分 公開
[岩崎史絵,ITmedia マーケティング]

 マジカルドアは、コミュニケーション機能を搭載したスマートフォンアプリと、同社独自のサーバーサイドプログラムを組み合わせ、スムーズな情報提供を実現し、顧客とのコミュニケーションやユーザーエクスペリエンスを向上させるサービス。ターゲットとなるのは、雑誌や新聞、チラシ広告をはじめ、マニュアルや教則本、展示会、イベントなどだ。

 具体的な利用シーンとしては、以下の通り。

雑誌や新聞など紙媒体広告

 広告や記事にスマートフォンをかざすと、関連動画の再生やキャンペーン告知が流れるほか、リンクボタンを利用して購入サイトへの誘導を行う。メッセージボックスの設置も可能。

マニュアルや教則本など

 説明図や写真にスマートフォンをかざし、組み立て方法などを解説する。文章では冗長になりがちな説明を減らし、ページ数を削減する。

博物館や展示、イベントなど

 スマートフォンをかざすことで、展示物の案内や進路の誘導、観光地の案内、スタンプラリーなどに利用可能。

 本サービスの開発に当たり、あるむでは、マニュアル制作ノウハウの実績を基に、ユーザーに対する「わかりやすさ」「使いやすさ」を重視。その実現技術としてARを採用し、広告やマニュアル、イベントなどでの利用を促し、顧客満足度の向上や囲い込みを支援していくという。

 同社のサーバサイドプログラムと連携して動作するオリジナルアプリケーションの開発費や5万9800円、使用料は月額6000円より。

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