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» 2013年03月21日 08時26分 UPDATE

【連載】海外事例に学ぶマーケティングイノベーション:第6回 データ・サイエンティストに学ぶビッグデータのマーケティング・イノベーション3つのポイント (1/2)

今回はビッグデータのマーケティング・イノベーションについて掘り下げ、ビックデータからビジネスチャンスをつかみ取るためには、どんな点に気を付け、何をすべきなのか見解を示したい。

[馬渕邦美,オグルヴィ・アンド・メイザー・ジャパン]

 「21世紀で最も魅力的な職業」、データ・サイエンティスト――。2013年2月号のハーバード・ビジ ネス・レビュー誌は、ビッグデータを大きく取り上げ、データ・サイエンティストを「21世紀で最も魅力的な職業」であると呼んだ。

 技術の進化によってビッグデータに対応する環境が整い、2012年は「ビッグデータ元年」とも言われた。バズワードから抜け出し、各企業がどこに目をつければビッグデータを上手に活用し、競合に差をつけられるのかを考え始めた年である。こうした動きは今後ますます加速すると考える。

 ビッグデータ活用模索の流れを受け、オグルヴィ・ワンNYのマネージング・ディレクターであり、弊社のデータ分析の第一人者でもあるディミトリ・マークスとニューヨーク・タイムズ誌等に寄稿するポール・ブラウンが、共著として「Sexy Little Numbers」を発刊した。その日本語版「データ・サイエンティストに学ぶ“分析力”」が出版されることとなり、私が監修を務めた。

 原著のタイトル「Sexy Little Numbers」とは、「すでに手元にある魅力的なデータ」を意味している。ビッグデータ時代に、あえて「リトルデータ」に言及しているのは、目の前にあるデータを甘く見ずに、足元をしっかりと固め、そのうえでビッグデータへ立ち向かうべきであるという著者のメッセージが込められていると考えている。

 今回はビッグデータのマーケティング・イノベーションについて掘り下げ、ビックデータからビジネスチャンスをつかみ取るためには、どんな点に気を付け、何をすべきなのか見解を示したい。 

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