第2回 PRの新常識?! 調査レポートリリース成功への4ステップ【連載】WebPRの現場レポート

今回は調査レポートリリースを成功に導くためのポイントをお伝えします。

» 2013年03月12日 08時11分 公開
[三島映拓,PR TIMES]

 PR業界ではこの数年ですっかり定着した「調査レポートリリース」。アンケート調査の結果をもとに、「いま世間にある問題点をあぶり出す」ことや「これからのトレンドを示す」ことによって、情報価値を高める手法です。ニュースサイトで記事化されたりポータルサイトのトピックス欄に引用されやすくなるほか、自社の商品/サービスが受け入れられやすい環境を整える効果が期待され、多くの企業PR活動に組み込まれています。

 しかしこの手法、きちんと要点を押さえなければ、「あまりパッとしない調査結果になってしまった」とか「リリース配信してニュースもけっこう出たけど……自社サービスに落とし込めた記事がなかった」など、不振に終わってしまうことにもなりかねません。

 そこで、調査レポートリリースを成功に導くためのポイントについてお伝えしたいと思います。

切り口の企画で露出の可能性は7〜8割決まる

 何を発信すべきメイントピックに据えるか、ここで露出の可能性は7〜8割決まると思ってください。プレスリリースのタイトルに集約される部分で、例えば、未婚男性の5割は●●とか、●●ランキング1位は誰誰とか、いわゆる話題の切り口を指します。

 もちろん実際に調査をしてみると想定と違う結果が出ることも少なくないため、企画したものをそのまま発信できるという保証はありません。しかし、どんな切り口でターゲットに接触し、いかに自社サービスに落とし込むかというロジックがなければ、期待に応える露出を生むことは難しいですし、そのプランニング力さえあれば仮に思わぬ調査結果が出た時にも軌道修正が可能だと言えます。

 次のような順序で考えると、考えをまとめやすいと思います。

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